お知らせ

Designed by Freepik

ワークショップ『研究者の海外武者修行に求められる「安心の提供」とは!?』

更新日:2022年10月13日更新

研究大学コンソーシアムならびにNPO法人ケイロン・イニシアチブにより、「研究者の海外武者修行に求められる『安心の提供』とは?」というテーマで、オンライン・ワークショップを開催いたします。

日本の研究者が海外に留学等で行き、海外の研究者とアクティブな交流を深めるためには、様々な点で本人また家族のサポートが必要となります。そうしたサポートの在り方も含めて、『安心の提供』をテーマとしたパネルディスカッションを行います。

●日時 
日本時間2022年11月15日(火曜日)20:00~21:30
(なお、21:00からは、研究者家族留学支援イニシアチブ (Cheiron-GIFTS) 2021成果報告会・Cheiron-GIFTS 2022授賞式を実施します。

●オンライン開催 Zoom

●話題提供
「UJA、ケイロン・イニシアチブ調査が紐解く海外研究留学の効用と障壁」
NPO法人ケイロン・イニシアチブ副理事長/UJA代表理事/慶應義塾学 足立剛也

●パネルディスカッションテーマ
(1) 海外武者修行中の研究者を孤立させない取り組み
(2) 帯同する家族・パートナーを孤立させない取り組み
(3) 研究者家族・パートナーのキャリアパスの支援、家族・パートナーの多様化への対応策
(4) 円安・ドル高など社会情勢の変動に対する柔軟な支援 (事例収集など)

●パネルディスカッション登壇者  
 MC:RUC/NINS 小泉周, 足立剛也  
 パネリスト:   
 広島大学副学長 新福洋子   
 NIH NICHDプログラムディレクター/ケイロン・イニシアチブ外部顧問 外山玲子   
 Max Plank Institute for Plant Breeding Research/UJA理事/JSPS男女共同参画推進アドバイザー 中野亮平
 AMED執行役 渡辺正実

●参加申し込みはこちらから(☟)

安心の提供

開催報告

日本時間2022年11月15日(火)20〜22時、研究大学コンソーシアム(RUC)とNPO法人ケイロン・イニシアチブの共同主催により、「研究者の海外武者修行に求められる『安心の提供』とは?」と題して、オンラインワークショップを開催しました。

会の前半で、パネルディスカッションと質疑応答からなるワークショップを開催し、後半では、NPO法人ケイロン・イニシアチブが主宰する研究者の家族・パートナー支援のための留学助成金Cheiron-GIFTS(ケイロンギフツ)の昨年度成果発表会および今年度採択者授賞式を執り行い、日本、アメリカ、欧州、シンガポール等から、登壇者も含め、約50名にご参加いただきました。

前半ワークショップでは、下記のテーマを中心に、現状や課題、解決のアイデアを提示しました。参加者との質疑応答も交え、登壇者から当事者ならではの多様な視点が提示されました。

●海外武者修行中の研究者を孤立させない取り組み
●帯同する家族・パートナーを孤立させない取り組み
●研究者家族・パートナーのキャリアパス支援、家族・パートナーの多様化への対応策
●例えば円高ドル安など社会情勢の変化に対する柔軟な支援(事例収集など)

後半の助成金成果発表会及び授賞式には、採択者10名に登壇いただき、昨年度採択者から活動報告を、今年度受賞者からは抱負を語っていただきました。研究留学という切り口から、実に多様な家族の在り方や事情、課題への挑戦が見えてきました。特にご家族の切実な思いを伺い、支援の意義や、経験を共有する場の重要性を実感する貴重な機会となりました。
ご参加いただきました皆様にお礼申し上げます。

【NPO法人ケイロン・イニシアチブの活動】
近年、日本の研究力の低下が声高に叫ばれています。科学技術立国を目指す日本が世界トップレベルの研究力を維持するには、現在進められている研究資金改革・奨学金の拡充等にとどまらず、研究者や未来の研究者候補である学生、その環境に対しての支援が不可欠です。NPO法人ケイロン・イニシアチブは、社会の中で最も研究に近いところにいる「研究者の家族」に焦点を当て、2019年から支援活動を開始しました。研究者を支える家族にはそれぞれの事情があり、研究キャリアの継続や留学への挑戦が困難となる残念なケースはめずらしくありません。そうした障壁を軽減するため、実態調査、情報提供、助成金による支援を通じた事業展開により、科学の発展に寄与することを目指しています。