MIRAI-DX

Designed by Freepik

MIRAI プロジェクト

更新日:2021年04月30日更新

分野や機関の枠を超えた共同研究支援DX 「MIRAI プロジェクト」

日本の大学の研究力強化が、大きな課題となっています。これまでも、研究大学強化促進事業などの事業により、それぞれの大学がURA(University Research Administrator)を雇用し、大学の研究力強化につとめてきました。しかし、大学同士が競いあい、同じパイを取り合うばかりでは、全体が委縮していってしまい、日本全体の研究力強化には必ずしもつながっていません。

そうした中、URAが行う研究活動支援に対して、大学マネジメントや研究プロジェクト・マネジメントという観点から非常に大きな期待があり、大学間や産学官連携をはじめとしたセクター間をつなぐ役割を期待されるような広がりを持ちはじめています。

一方、URAの業務が多様化し、従来のプレアワード・ポストアワードという限られた範囲の業務だけではなく様々な領域にまで活動が広がっていく状況において、決して一つ一つのURA業務には定石があるようなものではなく、未だ、URA一人一人の経験と個人個人の能力に依存しているところがあります。それではURA個人個人のスキルや能力の限界を超えることはできません。特に、組織の枠を超えた研究支援活動においては、一人一人のURAの活動に依存するだけでは難しく、URA同士が情報を共有し、連携し、協働しなければならないのは言うまでもありません。

そこで、今回、研究大学コンソーシアムとして、URAによる研究支援活動をDX化し、特に「分野や機関の枠を超えた共同研究」の立案から実施、フォローアップにかかわるURAの業務を支援するためのDXプラットフォームの構築をすすめることを目的としたMIRAIプロジェクトを始動しました(MIRAI = Multi-disciplinary trans-Institutional Research Assistance Initiative)。これにより、研究大学コンソーシアム参画機関のURAが接着剤となり、「分野や機関の枠を超えた共同研究」を推進していきます。